2月5日から2月16日まで,Yahoo! JAPAN でインターンしてきました.
Yahoo! JAPAN は,グランフロントに大阪オフィスがあり,私はここへ毎日通っていました.(土日,祝日は休みです.)
インターンの概要
インターン参加人数は7人で,それぞれが別々のチームに配属される形で実施されていました.
僕は,Yahoo!天気・災害の災害チームに配属されました.そこで,iOSアプリケーション改修のお手伝いをしました.
実際に使われているアプリのソースコードをさわるという貴重な体験ができたことは,とても良かったです.
インターンの詳細
インターンのある一日
- 10:00 出社
- 10:15 チーム内ミーティング
- 10:30 開発
- 12:00 お昼休み
- 13:00 再び開発
- 15:00 社内勉強会
- 16:00 プロジェクト内ミーティング
- 17:00 開発
- 18:00 1 on 1
- 18:30 終業作業
- 18:45 退社
チーム内ミーティング
基本的にチームの全員が参加されていました.ここで,各プロジェクトの進捗共有などされていました.チームのプロジェクトが今どのような状況にあるのかを把握することができ,また 連携が必要な部分の調整などについてもここで話し合われていました.
【補足】
「チーム」は ”防災” や "天気" のような分類で,「プロジェクト」は "アプリ",”バックエンド” などの分類です. 今回私は,防災チームのアプリプロジェクトメンバーでした.
社内勉強会
社内向けに勉強会が開かれていました.開発に携わる多くの人が来るものや,iOSの開発者が集まる勉強会など様々でした.
プロジェクト内ミーティング
アプリ開発に携わる人でミーティングでした.アプリのUI等についてAndroidとiOSの人で話し合ったり,デザイナーさんと意見を交換したりしました.
1 on 1
インターンでこの言葉を初めて聞きました. 検索すると出てきますが,「上司と部下が対話する」感じです. 普通に開発やミーティングをしていると,なかなか思っていることを言い出すことができないかもしれませんが,ここでいろいろと相談することもできます.
本が出ているようです. ヤフーの1on1―――部下を成長させるコミュニケーションの技法
ミーティングや勉強会は 日によって様々で,あまり開発する時間を取れない日もありました.その一方で,丸一日開発という日もありました.
インターンで学んだこと
他人のコードを読む
最近は,多くのOSSがあります.それらのコードを読んでみると,自分たちが知らないところ(知らなかったところ)でどのような処理をしているのかを理解することができます.その裏側を知っていることによって,自分の書くコードをいい感じにすることができます.また,多くのすごい人たちが作りあげているので,単純に勉強にもなります.
勉強し続ける
前提として,コードを書くことだけが勉強ではありません.本を読んだり,映画を見たり(SFとか?),発表したり,他人のコードを読むことも勉強です.プログラムなどの技術には,移り変わりがあります.なので,「【任意の言語】を勉強しておけば大丈夫」や,「【任意のシステム】だけで生きていく」などはリスクがあります.その時代に合わせて,自分を変化させていく必要があります.勉強を続けることで,変化にも対応することができます.
勉強するモチベーション維持の方法
- いろいろなことに興味を持つ
- 興味のある分野を増やすことによって,「疲れてきたから別の興味があるものを勉強しよう」という技が使えるようになります.
- 勉強会に参加する
- 勉強会へ参加することによって,情報交換ができます.また,同じ分野の仲間とも出会うことができます.
- 根性
いろんな人の意見を聞く
これは,デザイナーさんから聞いた話です.自分が良さそうと思ってデザインしたものでも,他の人がもっといいデザインのものを思いつく可能性があります.
いろんなことをする
新しい分野を勉強するとき,0から始めることはとても苦労します.少しでも,勉強した経験があれば,新しく勉強を始めることが簡単になります.
学生の間は,自由に勉強することができます.「業務で使うから,絶対に~をしなければならない」という強制などはありません.自分の好きなときに,自分の好きなことができます.できる間にいろんな好きなことをしておきましょう.
今回のインターンでは,実際のエンジニアに近い経験ができました.このようなインターンを用意してくださった Yahoo! JAPAN の皆様ありがとうございます.
インターンへ参加することによって,実際の社会ではどのような手法で開発されているのか.何を考えてサービスが作られているのかを知ることができました.
ぜひ皆さんもインターンへ参加してみてください.